BE MY ANGEL

「ぎゃあああ~、だずげでええええ」


恐怖と痛みで男の顔は引きつり、口からはよだれが溢れていた。


「んん゛~んんん゛~」


最後は言葉にならなかった。


体中の骨が次々と折れる中、美姫は顎に手をかけ最後は首の骨をへし折った。


動かなくなった男をそのままどさっと下ろすと、美姫は放心状態になった。


そして我に返り、振り返って敬子の元へ歩み寄った。


「お母さん!お母さん!」


美姫は敬子の肩を揺すって何度も呼びかけた。


分かっていた。敬子がもう目を覚まさないことは。