今日の昼、ふらりとどこかに行った

碧葉が帰ってきた時の発言は

信じられなかった。

だって普通にお弁当を食べようとした時、

まるで「良い天気だ」というのと同じノリで、

『同じ学年の男子と付き合うことになった』

って。
あの時は驚きすぎて、

つい飲み物を吹き出しちゃったけど・・・・

あり得ない。

まずそう思った。

こんな重大発表をした後、

平然と卵焼きを頬張るこの子も、

この子に実際に告白をした男子のことも。


何せ碧葉は“常冬の母”って言う

ネーミングセンス最悪の二つ名と共に、

2年はもちろん3年の男子からも恐れられている。




ただ、恐れている割には、

碧葉に憧れている男子は多かったりする。