「あ゛あ゛ぁ゛~碧葉~」

「ほい、陽太。とりあえず

一杯やっとけや」

机に突っ伏して呻く俺の前に、

修輔がグラスを置く。

俺はがばっと起き上がると、

目の前のそれを一気に飲み干した。

そして再び机に突っ伏す。

「碧゛~葉゛~」

「おお、アクエリアス派の陽太が

ポカリを飲んでも文句を言わない」

「碧葉との仲が元に戻るなら、一生

アクエリアスじゃなくても良い・・・・」

あの日以来、

電話をかけても碧葉の家に行っても

会ってくれることはなかった。

姫華さんや大樹に聞いた話だと、

部屋に籠もって課題をするか

家事をしているらしい。