「・・・・アメ?」

俺の掌に乗っているのは、

白地に苺の絵がプリントされた、

特徴的な三角形のアメだった。

「なんで?」

「誉める時にアメをやるのは常識だろう」

まるでそれが世界の常識だと

言わんばかりの碧葉。