「ッ、こんのクソアマ!

なめてんじゃねーぞコラ!!」

碧葉の言動に切れたのか、

今度は彼女に殴り掛かろうとする。

「おい!女殴ろーとするんじゃねーよ!」

相手の手首を掴んでそのまま捻り上げると、

相手はみっともないほど大げさに叫んだ。

「いてぇ!いてぇよ!!おい、周りの奴ら、

誰か!救急車呼べよ!!」

そう言うが誰も動こうとしない。

全員が一歩下がったところで事の成り行きを、

無関係を決め込んで見ているだけだ。

唯一、前に出ている碧葉が言葉を発する。

「ガタガタ喚くなと言ってるんだ

この公害生産機。

言いたいことがあるなら今から行く

警察で言えばいい」