君が奏でるメロディ ~貴方の瞳に映るもの~



『やっぱりな』そう言いながら話し始めた。



なんか瞬夜の時と一緒みたい。


男子って考えてる事、みんな一緒なのかな?



『お前が足を擦り剥いた時、この道でおお泣きしたよな』

「はぁぁぁ!!
なんで覚えるのよ!?」



そんな何年前の出来事よ。


確かにここで足を擦り剥いたけど。


おお泣きしたっけ?


んーー!!


した。



『ん?なんとなく』

「なんとなくってあんたね」



私は悠緋より速く歩いた。