「きゃ!!」 うそ────── 最悪!! 履いていた下駄の紐が切れた。 お気に入りだったのに。 『どうした?』 「うぅん、なんでもないよ」 私は何事もなかったように瞬夜の隣に座った。 あぁどうしよう。 そう考えてると花火が沢山上がっていた。 いったん忘れよう。