私と悠緋は屋上へと走り、ドアをゆっくり開けた。 やっぱり…─ 瞬夜はまた1人でギターを弾いていた。 『しゅーんーやっ』 「ちょっと悠緋!!」 あの馬鹿!! せっかく静かに聴いてたのに。 本当あいつと居れば疲れるわ。 何年一緒にいるんだか。 『霈祢もこいよ』 悠緋が手招きをしている。 本当に憎めないやつ! けど悠緋が居ないと面白くないし。 私は悠緋と瞬夜の元へ走った。