君が奏でるメロディ ~貴方の瞳に映るもの~



嫌いって。



『お前が羨ましかった。
何1つ本当の自分を隠さずにいるのが』



瞬夜は教室全体を照らす、夕陽を眺めた。


綺麗なオレンジ色に染まる教室。


瞬夜はどこか切なそうな表情を浮かべていた。



「自分を出そうよ」

『けど、絶対皆避けるし』