真面目って感じ…


授業に集中しなきゃ、テストの点が悪くなるのは確かだけど。


それに比べ、私の隣でスヤスヤ寝てる悠緋。


テスト大丈夫なのかな?


って言ってる私はちょっとヤバイ。



『お~い椿、聞いてるか?』



担任の先生が私に問い掛けた。


やばい。


なんとかして誤魔化さないと。



「聞いてます」


『なら、俺が言ってた事言ってみろ』


「…」



んなの知るわけない。


雪見たり、ボーとしたり、瞬夜見たりしてたわけだし。


先生の言葉なんて聞きもしなかった。



『ほらな!ちゃんと集中しろよ』


「はーい」



先生は目線を私から外し、話しのづづきを話し始めた。