心が胸騒ぎを起こしたまま、約束の放課後が来た。 私は瞬夜が席を立ち、屋上へ行ったのを確認すると、少し間を置いて行った。 ゆっくり扉を開けてみると、瞬夜は空を見上げていた。 私もつられて空を見ると、あの時と同じ青空だった。 空には小鳥達が仲良く2羽、楽しく飛んでいた。 「しゅ、瞬夜」 噛んじゃった。 てかヤバイ。 瞬夜と目が合った。 『来てくれてありがとな?』 「全然いいよ! それより話しって…」 直球すぎた!? もっとためて話せば良かった。 こんなの初めてだから、他人みたい…