雨のち晴れ

そいつも俺の顔を見て黙っている

俺の顔に何かついているか?

と言うとまた驚いた顔で否定して「ただ…」と言った時

電車がきた

こいつの電車らしい

名残惜しい感じでそいつは電車に乗った

乗ったのを見届けると、俺はイスに座った