雨のち晴れ

プルルルル…

「出ないのかな…」

電話したことを後悔し始めたとき

「…もしもし?」

さっき聞いた好きな人の声が電話ごしに聞こえた

「!
い、伊藤さん!?」

「ん?」

「三浦です!駅で話した!」

私がそう言うと伊藤さんは笑いながら

「ああ、分かってた。」