そう言っても、瀬良くんの顔は近づいてくる。 熱い。 心臓が、やばい。 苦しくて、頭が回らない。 瀬良くんの…名前、は… 「…る、き」 「……聞こえない」 「はるき……春希、」 動きが、止まった。 体の力が、抜けそう。 そして瀬良く……春希は、あたしから手を離した。 「顔、真っ赤…」 そう言って、鼻で笑った。