『だから俺と涼太はライバルなんだよ。』
恥ずかしげもなくそんなこという洋介の言葉は冗談だと思った…
『二人が気まずいと張り合いがねぇ!また四人で飲もうぜ!』
『涼太君は悪くないの…。私が勝手に涼太君と気まずくしただけ…』
『じゃあ…仲直りしようぜ!明日夜な!逃げんなよ。』
私の返事を聞かず洋介は電話を切った…。
涼太君に合わせる顔がないけど…
せっかく洋介がくれたチャンスだし…
きちんと謝ろうと思った…
冷静になれば、涼太君が他の女の子と仲良くしていたって悪くないし自由だって思う…
私が嫌だと思う権利はない…
私…どうかしてる…
涼太君のことだと冷静でいられない…
…孝雄…………
私、やっぱり涼太君が気になってる…
どうしたらいいんだろう…
教えてよ…孝雄………


