追憶〜逢いたい人へ〜


私はよく人から、

“すぐ感情が顔に出る”…と言われる。

特に、嫌悪感の時……


だから、きっとブスッたれた顔をしていたんだろう…


『…すごい顔…。』

聞き慣れた声がした。


顔を上げると、そこには私の顔を見て“プッ”と吹き出している孝雄がいた。


状況をまだ理解できていない私に…


『また同じだな…』

って呟いた。



孝雄の突然の登場に、さっきまで凹んでいた気持ちが、どんどん晴れていくのがわかった。



それくらい孝雄は私にとって、オアシスのような、無口なんだけど優しい、安心できる存在だった…。



この孝雄の登場で、一瞬学校での出来事を忘れてしまっていた。


私って…


単純…………