私も孝雄と同じ大学を受験しようと決めた日から、私は手当たり次第参考書を買い漁り、睡眠時間を削ってまで勉強した…。


少しでも時間があれば参考書をひらいている私の姿を見た高校の友達は、

『不気味…』


って言って引いていた…。


でも、そんなことは気にしちゃいられない…



この高校では珍しく、私は予備校にまで通い始めた。


孝雄が行っている予備校を探したけど、何て言う予備校か聞いていなかったから結局わからず…


賭けで選んだ予備校には勿論孝雄の姿はなかった……





でも、またいつか孝雄会える…


そんな希望を胸に……



私は勉強にのめり込んだ…



お陰で偏差値はぐんぐん上がっていく…



どんどん孝雄に近づいているような気がして、ますます勉強に力が入った…