「邪魔するんじゃなかったの?」 「だってアイツ、痩せるまでこの生活続けさせるつもりみたいだし」 俺は小声でそう言って兄貴のほうを指差す。 「1日でも早く雪乃を7キロ痩せさせる!」 「じゃあ キスの覚悟はしたわけね」 「ダラダラと同居し続けるよりマシだろ。雪乃行くぞ!!」 俺は強引に雪乃の腕を引っ張る。 ・ ・ ・ 「亮介、ちょっと待ってよ!」 息を切らしながらそう叫ぶ雪乃。 俺は早速 雪乃を連れて、近所の河川敷へやって来たのだった。