☆ 女芸人とアイドル ☆


「心配してくれてるの? それとも単にキスしたくないだけ?」

「当然 後者だね」

「な~んだ」

「とりあえず1個だけでも食べろよ」


ダイエット邪魔してやろうと買ってきたお菓子だけど、

何故かそんな気持ちは消えてしまった。


「口移しなら」

「バッカじゃね?」

俺は雪乃の言葉に呆れながら、お菓子を包み紙から取り出す。

「ほら」

「あーん」

「お前…」