俺は慌てて体を突き放した。 「…悪い」 何故か俺の顔は一気にヒートアップ。 雪乃も雪乃で照れたように俺の顔を見た。 「私こそごめん。ちょっと眩暈」 こんなにフラつくまで無理して…。 だいたい1ヶ月で7キロなんて女にはハードな企画。 本当にあの兄貴は何考えてんだよ。 「飯ちゃんと食べてんの?」 「あんまり」 「はぁ。痩せても体壊したら意味ないじゃんよ」