☆ 女芸人とアイドル ☆


俺は雪乃からお菓子の箱を取り上げた。

その次の瞬間、目の前にいた雪乃の体がぐらつく。




「…!?」




一瞬、俺の視界から消えかかった雪乃。

俺は反射的にその体を支えた。




「おい、大丈夫か?」


俺はしっかりと雪乃の体を抱きしめていた。

かなりの至近距離。

呆然と俺を見る雪乃。