俺は雪乃からお菓子の箱を取り上げた。 その次の瞬間、目の前にいた雪乃の体がぐらつく。 「…!?」 一瞬、俺の視界から消えかかった雪乃。 俺は反射的にその体を支えた。 「おい、大丈夫か?」 俺はしっかりと雪乃の体を抱きしめていた。 かなりの至近距離。 呆然と俺を見る雪乃。