「まあな。あ、そうだ!」 「…?」 俺はバッグからお菓子の箱を取り出す。 「お土産」 この間、地方ロケで買っておいた洋菓子。 そう、これが俺の作戦。 雪乃のダイエットを邪魔してキス回避!! …ってわけ♪ 「私に買って来てくれたの? 亮介が?」 「そうそう、有名なやつ。賞味期限短いからすぐ食べて」 「ありがとー。じゃあ」 作戦とも知らずに上機嫌な雪乃。