「じゃあ今夜も雪乃さんがいる家に帰るの?」 「そういうことになるわな」 「合鍵持ってんの?」 「そりゃあ」 「うっそ~。有り得ない!!」 俺もそう思う。 「あ、そういえばお兄さんの番組だっけ? それなら有り得るか」 「まあね」 「でも それって大丈夫なの?」 「何が?」 「だって男と女が1つの屋根の下にいるんだよ? 何も起こらない方がおかしいでしょ?」 「…ブッ」 俺は優衣の言葉に思わずカクテルをふき出しそうになった。