「女の子に体重聞く!?」 「どこに女の子がいるんだよ」 「ここ!」 「じゃあ こんな仕事受けるなよ。どうぜ全国ネットで体重公開すんだぞ」 「まあね」 「それに俺、ダイエットサポーターなんだろ? 体重聞かなきゃ話になんない」 俺はそう言って廊下に置いてあった体重計を雪乃の足元に置く。 「はい、乗って」 「…」 渋々 体重計に乗った雪乃。 「53.4キロ。意外とあんな」