「こんな仕事有り得ない。っーか何でダイエットなんかすんだよ?」 「んー? いや、私が自分で言ったわけじゃないから」 「断れよ。別にそんな太ってないだろ」 「芸人として断るわけないでしょ。それに言われてみればこの辺のお肉が…」 雪乃はそう言ってお腹の脂肪を掴んで俺に見せる。 「ほら」 「…」 やっぱコイツ…、女芸人だわ。 女捨ててるわ。 俺にそんなものを見せるなっーの。 「今、体重どんくらいあるんだよ?」