ソファの上でブスッとしている俺の顔を、雪乃が覗き込んだ。 「仕事なんだから仕方ないでしょ?」 「んな仕事があるかよ、普通」 俺はそう言いながら改めて " 雪乃の部屋 " を見回す。 意外と女の子らしい部屋。 チェックのカーテンとかしてるし、テーブルの上にはクマのぬいぐるみ。 何か気持ち悪いっ!! それに… 雪乃自身が、いつもと違いすぎる。 普段は意外とマトモなんじゃん? いつも三編みにしてる髪を真っ直ぐ垂らしているせいもあるだろう。