俺はそう言って大きくため息をついた。 「何か…、マジなんだな。この企画」 「マジです! 着替えとかは後でマネージャーさんが持ってきてくれるそうです。じゃあ俺達はこれで」 「ちょっと待って! 本気で置いてくつもり?」 「はい。置いてかないと青山さんに殺されますから」 「…」 俺はフーッと深いため息をつく。 本当にこんな企画が成り立ってしまうとは。 いくら仕事でもこんなの有り得ないだろ~~っ。 ・ ・ ・ 「いい加減 観念しなさいよ」