俺は男らしく2人を祝福する。 俺のこの想いは俺の中にしまったまま眠らせるんだ。 「そういえばさ、雪乃さんっていつアフリカ行くの?」 「明後日」 「ええっ!? ちゃんと話した?」 「話すことなんて別にない」 「過酷なロケなんだろ? 亮介から優しい一言があったら喜ぶぞ」 「どうだか」 俺は優の言葉に苦笑しながら楽屋を出る。 次の瞬間、俺の携帯が鳴り響いた。 「…雪乃」