優衣が指差したコンビニの中。 確かにそこには雑誌を立ち読みしている雪乃がいた。 「挨拶しなくていいの?」 「いいっ!」 俺は優衣の腕をグッと引っ張る。 「でも私はしなきゃ。番組でお世話になってるし」 「あ、優衣…っ」 俺は優衣に引っ張られるままコンビニに入ることになってしまった。 優衣のやりたい事は分かった。 挨拶なんて口実。 本当は俺たちが2人でいるトコロをアイツに見せる為。