何だか悔しい。 この俺が恋わずらいなんて。 しかもあんな奴に!! 「亮介、あの後どうしたの?」 優の言葉に俺は首を傾げる。 「あの後?」 「この間 雪乃さんと2人で帰ったじゃん。飲みにでも行ったんでしょ?」 「まあ」 優衣の視線を気にしながら、俺は小声で返事をする。 「あの夜、笠井さんからメール着たんだよね。亮介がそっちに泊まりに行ってないか?って」 「…」 「もしかして亮介、雪乃さん家に…」 「優!」