「何? 行きずり? サイテー!」 「…」 「まあ いいや。じゃあパーティしよ!」 雪乃はそう言って俺の腕を引っ張る。 「ちょっと待…」 「いいじゃない。こうやって1つの屋根の下で過ごすのも今夜で最後なんだし」 「…」 「明日 出て行くんでしょ?」 「もう仕事は終わったしな」 「私はずっとここにいてくれて構わないけど?」 「勘弁してくれ」 「アハハ。じゃあ今夜はお別れ会だね!」 「…」