「うん」 瞳を閉じた雪乃。 スタジオの中が息を潜めて俺達を見つめている。 何だかすごい雰囲気になってるな…。 「じゃ いきます!」 俺はそう言いゆっくりと雪乃の唇に近づいていく。 そして唇が重ねる直前、ポケットから " 秘密兵器 " を取り出した。 …チュッ♪ 「…ええっ!?」