「雪乃ってさー、ああいう奴が好きなんだ?」 俺は冗談ぽくそう言う。 「え?」 「青山プロデューサーのこと。好きなんだろ?」 「べ、別に好きとかじゃっ!」 顔を真っ赤にしてそう言う雪乃。 またしても分かりやすすぎ。 「アイツは止めといたほうがいいよ。真面目な顔して意外と遊んでるかもよ? 」 「そんなことないよ。ていうかプロデューサーにアイツとか言っていいの?」 「いいのいいの。兄貴だから」 「ふーん。…えぇ!!?」