☆ 女芸人とアイドル ☆


「収録なんだろ。もう行けよ?」

俺はそう呟いて、プイッと優衣から背を向ける。

「悪いけどあの夜のことは忘れて」

「…」

「俺は優衣をそういう風には見れない」

「亮介君…」




何でだろう?

何故か猛烈にアイツと話したくなった。

優衣のように顔もスタイルも完璧な女なんて、芸能界にはゴロゴロいる。

だけど 中身はどうだろう?

一緒にいて心は休まるか?