「うん………」



――もちろん覚えてるよ、
あたしも。



キラキラと輝く光のなか、
神様とみんなに誓った、
誓いの言葉。


あの瞬間を、片時たりとも
忘れたことなんてないんだから。



「お前が体壊したりしたら、
オレも悔やんでも悔やみ
きれなくなるから。

だから本当に、無理は
しないでほしいんだ」



柊弥らしくないと思える
ほどの真摯な口調に、
チクンと心が痛んだ。



そう……柊弥はこんなにも
あたしを気遣って、心配
してくれてる。



(わかってる………。

話さなきゃ、いけない……)


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