だけどそれは、一方的な
オレの気持ち。

ただぶつけるだけじゃ
ダメなんだ。



(今度はオレが待つ番なのか?

それとも……)



待っててダメなら、今度は
オレが動くべきか?



そうは思っていたけれど、
まだオレにもそのどちらかは
答えが見えていなかった。



なんせ梓の態度はまだ曖昧で、
本当にどんなことを隠して
いるのか、少しもわからない。



しばらくは、そっと梓を
見守るしかないのか……?



煮え切らない状態にわずかな
じれったさを感じつつも、
オレはそう考えていた。





     ☆☆☆☆☆


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