もはや梓が何かを隠して
いることは間違いない。
オレは、リビングの真ん中で
立ち尽くす梓にゆっくりと
近づいた。
梓は言葉もなく、どこか
オドオドとした表情で
オレを見返している。
(マジでどうしたんだよ――?)
てんで梓らしくない表情だ。
それに、結婚して一緒に
住むようになっても、
何でも話し合って、隠し事
なんてしたことなかった
オレ達なのに。
「梓―――…」
「――ホッ、ホントに
何でもないんだってばっ!!」
_
いることは間違いない。
オレは、リビングの真ん中で
立ち尽くす梓にゆっくりと
近づいた。
梓は言葉もなく、どこか
オドオドとした表情で
オレを見返している。
(マジでどうしたんだよ――?)
てんで梓らしくない表情だ。
それに、結婚して一緒に
住むようになっても、
何でも話し合って、隠し事
なんてしたことなかった
オレ達なのに。
「梓―――…」
「――ホッ、ホントに
何でもないんだってばっ!!」
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