敏腕秘書の甘い罠【Honey*TRAP!! 番外編】

もはや梓が何かを隠して
いることは間違いない。



オレは、リビングの真ん中で
立ち尽くす梓にゆっくりと
近づいた。



梓は言葉もなく、どこか
オドオドとした表情で
オレを見返している。



(マジでどうしたんだよ――?)



てんで梓らしくない表情だ。



それに、結婚して一緒に
住むようになっても、
何でも話し合って、隠し事
なんてしたことなかった
オレ達なのに。



「梓―――…」



「――ホッ、ホントに
何でもないんだってばっ!!」


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