憎らしい背中が消えた
ドアに向かって、あたしは
思い切り枕でも投げて
やりたい気分だった。
(この、バカ柊弥っ!!)
一年経っても、あたしは
いつまでたってもアイツの
ペースに振り回されっぱなし。
そう――愛しくて、そして
時に憎らしい。
麗しの夫であり――
そしてあたしが仕える上司。
泣く子も黙る敏腕副社長で
ある、アイツに。
☆☆☆☆☆
_
ドアに向かって、あたしは
思い切り枕でも投げて
やりたい気分だった。
(この、バカ柊弥っ!!)
一年経っても、あたしは
いつまでたってもアイツの
ペースに振り回されっぱなし。
そう――愛しくて、そして
時に憎らしい。
麗しの夫であり――
そしてあたしが仕える上司。
泣く子も黙る敏腕副社長で
ある、アイツに。
☆☆☆☆☆
_

