「・・・ふう。やはりそういう反応なのか。」 「あ、あ、当たり前でしょ?! あたし一応姫ってことになってるけど、こんなの生まれて初めてされたんだよ!!」 気味悪そうにじりじりと後ずさるガルンの姿に、トールは立ち上がってやれやれと肩をすくめた。 「・・・君が、そういう反応をするのおかしいんだ。 そもそも、君が紅旗を知らないことがまずもっておかしい。どうなってるんだ一体。」