僕は生徒に恋をした

友達と会わせたところで、結局山田には退屈させてしまうかと思っていたが、余計な心配だったようだ。

逆に俺の方が、分からない話題で盛り上がる二人に疎外感を覚えたくらいだった。

「雛ちゃんは推薦組?」

「一応」

そう言って山田がはにかむと、洋平は口笛を鳴らした。

「優秀じゃん。
俺の後輩決定な」

「推薦の分、時間があるから絵の勉強すればいいんだけど、何から手をつければいいのか」

山田は独り言のようにつぶやいてカフェラテを一口飲む。

彼女がそんなことを考えてたなんて知らなかった。

相談されたところで俺が答えられるわけじゃないけど。