そういえばわたし、あいつに佐藤さんって呼ばれていたんだ。初めて知った。 「じゃあまたね」 わたしが書類整理を一通り終えた頃を見計らったように彼はドア付近で手を上げた。でもわたしが返す言葉はそれじゃない。 「もう生徒会室に不法侵入はやめてよ」 「それには従えないかな。だって俺、佐藤さんといたいから」 それが告白でないことはわかってる。