「みーつけちゃった♪」
頭上から聞こえる男の声。
恐る恐る見上げると
やっぱり、さっきの人だった。
「なんで逃げるのー?」
その人も私目線になるように
しゃがみこんできた。
「べつに、…逃げてたわけじゃ。」
声が震える。
怖いっ、誰か…。
けれどここは人通り少ないし
微かな希望も届かなかった。
「じゃあさ、一緒に遊ぼっ♪
俺さ、今日学校退学になっちゃって
つまんないんだよねー。」
「そんなの他の人に頼んでください。
て、いうか
まず誰なんですか!?」
強気でいないと
無理矢理連れて行かれそうで怖かった。

