「…藤堂くん。」


困惑したような顔で、珠妃ちゃんがやってきた。


「おはよう、珠妃ちゃん。」


にこやかに珠妃ちゃんを迎える。


「あの、私…。」


言葉を発しかけた珠妃ちゃんの唇に人差し指をあてる。