「美乃はなんで高校では 陸上部じゃないの?」 ぎくっ。 自分でその話題を 聞かれる流れを 作ってしまったよ…。 「いや…まあ… 家の事情…かな?」 嘘は言っていない。 本当のことだ。 「ふーん…。 美乃はもうやりたいとは 思わないわけ?」 「やりたいよっっ! あんまり良い記録出せた わけじゃないけど… 走ることは大好きだった」 ダメだ、泣きそうになる。