うるみとはまた違った可愛さがみやびにはあった


口が当たりそうで当たらなさそうな距離で話すみやびに俺は不覚にも自らキスをしてしまった


みやび「嬉しい♪♪さーくんからしてくれるなんて♪♪」


俺「あ!!!…」


俺が受け入れたと思ったのかそれからみやびはベッタリくっついてきた


俺「そろそろ帰るわ!!」


みやび「そうだね♪♪朝帰りだし、おねーに怪しまれちゃうしね♪♪でも私はだれてもいいかな~♪♪」


怖いことを言う女だな……

俺たちはホテルを出て、みやびを実家近くでおろして、急いで家にむかった


帰る途中うるみに電話をした


♪♪♪~


うるみ(はい)


微妙に声が怒っていた



俺(もしもし……あの……ごめんなさい!!!酔ってそのまま車で寝てました!!)


うるみ(車で寝てた??本当に??)


俺(本当です!!爆睡してて気づかなかった!!正樹と居酒屋を出て車に乗ったのは覚えてるんだけど、そこから記憶がなくて……)


よくもここまで嘘が出てくるわ……


手は汗をかきながら携帯を握りしめていた


うるみ(まぁ……なにもなくてよかったよ!!朝ごはん作って待ってるから気を付けて帰ってきてね)


俺(わかった!!ありがとう…)


電話をきり胸が凄く傷んだ……


こんないい女を俺は裏切っている……