そんな俺の願いを知らずに




コイツは・・・・・




なぜか気合が入っている・・・




昔から、感情が顔に出るタイプな華恋。




今もとっても可愛い顔をしている。




そんなこと絶対言えねーけど。




ほら。下駄箱の向こうから頬を赤く染めた男どもが華恋を見ている。




「そのブッサイクな顔が余計にブッサイクになってんぞ。」




これ以上、他の男に見せびらかすのは危険だと判断した俺は




思ってもいない言葉を口にして




新入生がたくさんいる玄関から避難させた。