すれ違い

────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────



チチッチチッ



小鳥の声が朝を知らせてくれる


「んんっ‥‥‥‥」



足が重い‥‥‥



目を開けると自分の足に、自分のじゃない足がからまっていた



横を見るとすぐそこに大好きな人の寝顔があった



そうだ‥‥‥あたし‥‥‥‥



カァッ



昨日のことを思い出して顔が赤くなる



だけど同時に幸せにもなる



ずっとこうしていたい



‥‥‥‥だけど‥‥‥‥



だけどもう行かなきゃ



拓人が目を覚ます前に



起きてしまったら、決心が鈍ってしまうから



そう思い、そっとからみついている拓人の足から自分の足を抜く