年下のアイツと過ごす? クリスマス・イブの夜に・・・

悪い条件・・・


私は拳を握り締めた。



「東條くん?」


「はい、わかりました。
誰にも言いません。」


「そうか、よかった。」


部長はホッとして肩を撫で下ろした。



「ホント上に立つ人間は辛いよ、
我慢我慢だからねぇ・・・」


私はじっと部長の顔を見た。



「んんっ!? どうした?」


「いや、そうですね・・・」


「そうだろう~?」



今回のことを言わなければ、
私はこの会社にいられる・・・

企画の仕事もできる・・・


私は俯いて微笑んだ。