年下のアイツと過ごす? クリスマス・イブの夜に・・・

私は何も言わずただ部長の顔を見た。


「警察に突き出したかったんだが、
暴行事件があったなんて
会社にとっては汚点の何物でもない。
だから、俺は会社のために
我慢することにしたよ。」



我慢・・・?

おまえの格好悪いことを
知られたくないからだろう?



「これは俺と東條くん、
あと数名の男子社員しか知らない。
言いたいことはわかるね?」


「誰にも言うなと・・・?」



「そうだ。 黙っていてくれたら、
君との関係も今までどおりだ。
それに今度の企画に参加してもらう。」


「交換条件ですか?」


「人聞きの悪いことを言うなぁ~
でもまぁそんなところだ。
君も企画の仕事に参加したいって
言ってたじゃないか?
それに俺とも今まで通り関係を持てる、
君にとっても悪い条件じゃないだろう?」



私にとって悪い条件・・・?