「政文がいない毎日なんて・・・
考えられない・・・」


愛美はポタポタと涙を流した。


「次原さん・・・」


「責任とってよ・・・
あんたが責任とって、
政文が辞めないようにしてよ!!」


「・・・・・」


「あんたが辞めればいいのよ・・・」



そうだ・・・

私だ・・・


辞めなければいけないのは
私の方だ・・・


政文は関係ないんだ!!


その日、結局政文はあのまま
オフィスには戻って来なかった。